手相の見方の中では、生命線は割合にメジャーな線ですが、その生命線について特によく言われているのが、「短いと長生きできない!」ということです。確かに、生命線という名前からは、その線の長さが寿命の長さを表しているような気になりますが、実際にはそうではありません。ですから、生命線が短い方、安心してくださいね。
そもそも手相の見方において、生命線というのは、
寿命というよりも、活力や気力、
生命力を見るための線にあたります。
従って、生命線の長短は、その人の生命力や活力に
関わってくると思えばよいでしょう。
生命線が長い人は、生命力が非常に強く、
また気力の面でも充実していることが窺えます。
困ったことがあってもすぐに諦めることをせず、
頑張る力を持っていますので、健康上の問題を抱えたとしても、
気力でカバーしたり、踏ん張るパワーがあるのです。
一方で、生命線が短い人は、生命力に乏しく、
気力の面でもちょっと頼りないところがあるかと思います。
ただこれは生命線の短さだけで、
「じゃあ、寿命が短いんだ……」と判断するのではなく、
金星丘、つまり、親指の付け根から手首までのふくらみが、
血色よくふっくらとしているかどうか、もあわせて判断します。
そのふくらみが色つやよければ、生命力の弱さをカバーしてくれています。
同様に、運命線があれば、生命力をカバーしてくれています。
金星丘に元気がなく、
運命線も全くない……というような場合には、
もう少し生きる気力を持てるよう工夫が必要かもしれませんね。
それは長生きするしないにも、
確かに関わることかもしれません。
金星丘のふくらみについては、
生命線が長い人についても同様のことが言えます。
つまり、生命線が長いだけでなく、
金星丘がふっくらしてツヤがあれば、
ますます血気盛ん、生命力に溢れた人とみることができますよ。
当然のこと、長生きの運はあるとみるべきでしょう。
このように、手相の見方では、
ひとつの線のひとつの状況だけではなんとも判断できないこともあります。
いろいろな線や丘の状態を総合的に判断しましょうね。