寵愛線というのは運命線に接して、
上方あるいは下方から、
運命線に流れ込む線のことをいいます。
多くは手首の上、
てのひらの小指側の下方（ここを月丘と呼びます）から、
運命線に向かってナナメに伸びる線です。
まれに、ここに線があるのに、
”運命線に届いていない……”
というパターンもあるのですが、
この場合は運命に寄与するほどの寵愛がないということで、
手相の見方としては「寵愛線と呼ぶに足らず」と言えるでしょう。
さて、寵愛線が長いときの手相の見方ですが、
月丘から運命線に寵愛線が流れ込む際、
長さが長くなるのはほどほど普通のことです。
逆に、寵愛線の長さが不足していると、
さきほど延べましたように運命線に届かず、
寵愛を得られるだけの人脈に恵まれないことを示す結果となりますので、
下方から運命線へ流れ込む寵愛線は「通常の長さ」とみます。
この寵愛線がとても長くなり、
運命線と合流し、そこからさらに薬指の付け根や、
小指の付け根のほうまで伸びていっているケースがあります。
これは本当の、「長い寵愛線」ですね。
薬指の付け根まで寵愛線が延びている場合は、
特定の人物からの寵愛を通して非常に多くの人脈を得、
人生を切り開くと見ることができます。
一方、小指の付け根まで寵愛線が
延びているときの手相の見方としては、
”寵愛を通じて非常に
多くの財運を得ることができる”
と見られ、
いずれも吉相です。
寵愛線が薄いというときには、
幸運の度合いは少し低調ですが、
それでも寵愛線がないのに比べたらラッキー。
持ち前の明るさ、天然さを発揮し、
人望を集められるよう努力すれば、
濃くなってくるかもしれません。